米デカルト・データマイン調査、中国やベトナムなど堅調維持
米調査機関デカルト・データマインが10月15日公表した海上コンテナ輸送量実績調査結果によると、9月のアジア主要10カ国・地域発米国向け(往航)輸送量は前年同期比17.3%増の188万5989TEU(20フィートコンテナ換算)だった。
昨年9月から13カ月連続して前年実績を超えた。全世界から米国向けの輸送量も9月は14.3%増の252万5565TEUだった。
10カ国・地域別の9月実績を見ると、日本とマレーシア以外の8カ国・地域で前年実績を上回った。シェア5割強で取扱量が圧倒的に首位の中国は15.6%増の108万6586TEUとなり、昨年9月から13カ月連続のプラスを達成した。
取扱量2位のベトナムは36.4%増の20万8937TEU、3位の韓国は25.1%増の20万2398TEU、4位のインドは27.0%増の8万7354TEUなどとなった。日本は34.4%減の2万9450TEUにとどまった。
9月の主要品目別実績は8月と同様、上位10品目の全てがプラスとなった。トップの家具類は23.4%増、2位の電子電機は11.8%増、3位の機械類は13.9%増など、9品目が2桁の伸びを見せた。
米国発アジア主要10カ国・地域向け(復航)の8月分は11.2%増の45万180TEUだった。
(藤原秀行)