エイチキューブ、EC販売チャネル拡張支援で新たな倉庫サービスの提供開始

エイチキューブ、EC販売チャネル拡張支援で新たな倉庫サービスの提供開始

アマゾンFBA倉庫への納品に対応

フルオート販売チャネル拡張サービス「セールモンスター」を展開するエイチキューブ(名古屋市)は10月22日、EC物流などを手掛けるACROSS(奈良県安堵町)と提携し、セールモンスターの新ハブ倉庫サービス「セルモンロジ」をリリースしたと発表した。

セールモンスターの全会員に新たな物流ソリューションを提供、業務効率化を後押しする。一部の機能はセールモンスタープレミアム会員限定と設定している。

セールモンスターは、EC事業者らが製造または仕入れた商品をシステムに登録しておけば、国内7種類のECモールで自動的に販売(フルオート販売チャネル拡張)し、営業を後押ししている。ユーザー数は約6000社で、このうち中国のユーザーは約1300社という。

同サービスで使っている倉庫は現在、アマゾンFBA倉庫への納品・返送ができなかったり、複数の販路(マルチチャネル)での発送が不可だったりといった制約を抱えている上、保管料が高いとの課題もあった。そうした問題を解決するため、セルモンロジの提供に踏み切った。


セルモンロジ概要図(いずれもエイチキューブ提供)

セルモンロジをハブとして活用することで、FBAへの納品を効率化し、Amazonフルフィルメントセンターへの配送もスムーズに行えると見込む。また、マルチチャネル発送が簡便になり、セールモンスター外での販売にも柔軟に対応できるようにしている。

ハブ倉庫を利用することで、国際配送の送料削減が可能。特に、複数の仕入先からの商品を一括して納品できるため、分散による送料増加の問題を解消できるとみている。発送も全国一律料金で対応し、いずれの地域でも低コストで配送できるようにしている。

ヤマト運輸の倉庫とACROSSの倉庫を活用することで、保管コストを最小化し、プレミアム会員向けにはさらに特別な料金プランを提供する。

(藤原秀行)

物流施設/不動産カテゴリの最新記事