浜松いなさIC~長泉沼津IC間の約140キロメートル、夜間も実施へ
国土交通省は6月7日、トラックの隊列走行実験を6月25日から2020年2月28日まで新東名道の浜松いなさIC~長泉沼津IC間約140キロメートルで実施すると発表した。2018年度に引き続き、豊田通商が受託した。
今回の実験は後続車無人システム(後続車有人状態)を活用したトラック2~3台が時速70~80キロメートルで車間距離約10メートルまたは約20メートルを保ち、一団となって走行。併せて、後続車有人システムを利用した4台が時速70~80キロメートルで車間距離約35メートルの車群を構成するパターンも行う。
今回は夜間走行も予定しており、システムが設計通り作動するかを検証する。全てのトラックにはドライバーが乗り込み、有事に備える。
政府は2020年度に新東名道で、後続車が無人状態でトラック隊列走行を実現することを目指している。
今年1月に新東名道で行われた隊列走行の実証実験
(文・藤原秀行 写真・鳥羽俊一)