7月から本格稼働、独自オペレーションの海外展開へ布石
EC事業者向けフルフィルメントサービスを手掛けるアッカ・インターナショナルの加藤大和代表取締役は6月7日、東京都内で開かれたシービーアールイー(CBRE)主催の不動産フォーラムのパネルディスカッションに出席し、今年7月に千葉県市川市で本格稼働させる新たな拠点「ECファクトリー千葉市川」の概要を明らかにした。
同拠点はESRが開発した大型物流施設「ESR市川ディストリビューションセンター」の1階に位置。ナイキを荷主として通販と店舗向けの商品を取り扱う。AGV(無人搬送機)を200台以上導入し、ピッキング業務などの迅速化・効率化を図る計画という。
「ESR市川ディストリビューションセンター」の外観(ESR提供)
加藤氏は同拠点のオペレーションに関するマニュアルを日本語、英語の両方で作成していると説明。その背景として「フルフィルメントのソリューションを世界にロールアウトしていこうというのが1つの大きなポイント。アジアや欧米など他国でも共用できるようにしていきたい」と狙いを語った。
パネルディスカッションで発言する加藤氏
(藤原秀行)