あらたグループのペット用品総合商社ジャペル、Hacobuのトラック予約受付サービスを14拠点に導入

あらたグループのペット用品総合商社ジャペル、Hacobuのトラック予約受付サービスを14拠点に導入

荷待ち・荷役時間のデータ蓄積・可視化、業務効率化図る

Hacobuは11月15日、あらたグループでペット用品の総合商社ジャペル(愛知県春日井市)が、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」を、ジャペルの14拠点に導入すると発表した。

2025年2月までに本稼働を始める予定で、このうち名古屋の拠点は8月から試験的に稼働させている。

ペット用品の業界も他の業界と同じく、「2024年問題」を背景に、物流コストの増加や運賃の上昇、トラック稼働時間の減少といった課題が一層深刻化し、効率的な荷待ち・荷役時間の管理が求められている。ジャペルは一部拠点で荷待ちや荷役時間の記録の精度向上が求められる状況にあり、データを基にした業務効率化が困難な状況にあった。

そうした状況を打開するため、「MOVO Berth」を採用し、荷待ち・荷役時間の可視化と削減を図ることにした。


(Hacobu提供)

MOVO Berthの予約受付機能により、トラックの入退場や荷役作業の開始・終了時間を効率的に記録・把握できるようになり、荷待ち・荷役の時間可視化を実現できると想定。取得したデータを生かし、荷待ち・荷役時間削減に向けた具体的な改善策を立案・実行できるようにする予定。

併せて、車両の入場時間を分散させ、車両の集中を抑制することで、庫内作業の事前準備や計画が立てやすくなると見込む。来場状況や庫内作業をデジタル化し、関係者との情報共有をスムーズに行うことで、現場作業の効率を高め、早出残業の抑制にも寄与すると期待している。

(藤原秀行)

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