アシックスが鳥取・境港の製造拠点で自動生産を開始

アシックスが鳥取・境港の製造拠点で自動生産を開始

1人当たりの生産数は約4割向上、ロボットは安川電機

アシックスは6月12日、自社工場の山陰アシックス工業(鳥取・境港市)で産業用ロボットを用いたライフスタイルシューズの自動生産を開始したと発表した。

主にシューズのアッパー(甲被)と靴底を貼り合わせる工程の一部を自動化。接着面のプラズマ加工と接着剤の塗布をロボットで行う。生産システムはアシックススポーツ工学研究所が研究・設計、ロボットには安川電機製を採用した。

アシックスでは多様化する顧客ニーズへ柔軟・迅速に応える多品種・少量生産を目的に自動生産を導入。これより1人当たりの生産数は約4割向上する。

今後はシステム改善を進めて従来比で生産効率を2倍以上、生産速度を1.5倍以上に高めることを目指す。将来的にはロボットを用いた自動生産技術を拡大適用することで、顧客が求める製品をより安定的・タイムリーに提供する体制を構築していく方針。


アシックスニュースリリースより

(鳥羽俊一)

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