複数日対象、法令順守し休憩・休息も考慮
AI活用の自動配車管理システムを手掛けるLogpose Technologies(ログポーステクノロジーズ)は12月3日、幹線輸送向けの配車・配送計画を支援する新たなAI技術を開発したと発表した。
過去の運行データと高度なAIアルゴリズムを活用し、複数日にわたる効率的な運行計画を自動で作成できるのが特徴。休憩・休息を考慮した法令順守のスケジュール作成や、日々発生する追加オーダーを、AIが瞬時に配送可能か判断し、最適な車両に割り付ける機能を備えている。
また、ベテラン配車担当者のノウハウをAIが学習し、企業固有の条件や配送パターンに対応したカスタマイズ可能な計画を作成できると想定している。同社は新技術で幹線輸送の属人化した配車業務を解消し、運行効率と柔軟性を大幅に向上させたい考え。
現在、来年1月の提供開始に向け、50社限定で事前登録を受け付けている。
幹線輸送は地場配送とは異なり、複数日にわたる連続運転を、休憩や休息を考慮しながら計画したり、日々発生する追加オーダーの配送可否を判断し、最適な車両に追加配車したりすることに対応する必要があり、難度が高かった。
これまで同社の技術では、課題に完全には対応できていなかったことから、新たに幹線輸送向けのAI技術を開発した。
(藤原秀行)