「デジタルギフト」で配布し工程削減、配送やコールセンター業務も想定
デジタルギフト事業などを展開しているデジタルプラスは12月17日、子会社のデジタルフィンテックが、学研ホールディングスグループの物流企業、学研ロジスティクスと連携し、企業が株主優待で配布する商品の物流効率化に関するソリューションを共同で提供すると発表した。
デジタルプラスが展開しているデジタルギフトのシステムを活用。企業の株主がQRコードから株主優待の利用を申し込めば、システムが株主の情報や人数を自動集計して発送の手続きを進める。併せて、株主は優待の商品をデジタルで受け取ることも選択可能。
企業にとっては利用申し込み受け付けと集計の部分を自動化できるため、大幅な負荷低減につなげられると見込む。デジタルギフトで受け取ってもらえば、物流の工程自体を削減できると考えている。
併せて、学研ロジスティクスが配送やコールセンターなどの業務を担い、リアルな商品を送る場合の企業側の物流負荷軽減を後押しすることも想定している。
デジタルギフトは会員登録が不要で、簡単に自分の欲しいギフトを自由に選択できる。従来の物理的な商品券や品物などに代わり、QRコードをスマートフォンなどで読み込めば、即時の受け取りと利用開始が可能。
企業から株主へのメッセージ動画機能や、アンケート機能を使えば企業と株主の双方向のコミュニケーション拡充にもつなげられると見込む。
(藤原秀行)※いずれもデジタルプラス提供