東京海上スマートモビリティ、車両管理・リアルタイム動態管理サービスにアルコールチェック義務化の安全運転管理支援を追加

東京海上スマートモビリティ、車両管理・リアルタイム動態管理サービスにアルコールチェック義務化の安全運転管理支援を追加

測定結果の不正や誤入力防止、「なりすまし」も回避

東京海上ホールディングス(HD)の100%子会社で事業者の抱える移動や輸送・物流などのリスクやコストの削減などをサポートしている東京海上スマートモビリティは12月26日、昨年12月に施行されたアルコール検知器によるチェック業務の義務化に伴う安全運転管理の支援サービスを、車両管理・リアルタイム動態管理サービス「MIMAMO DRIVE(ミマモドライブ)」に追加したと発表した。


(東京海上スマートモビリティ提供)

 
 

2023年12月から、白ナンバーの車両を一定台数以上使用する事業者にも、アルコール検知器を使用したチェックの実施・記録の保存が義務化され、法令順守の観点からアルコールチェックを正しく確実に記録しながら同時に業務を効率的に行うことが必要になった。

1年が経過し、安全運転管理者の管理・運用面の負担が増えたという声や、チェックが適切にできているのか不安という悩みをまだ多く聞くことから、「MIMAMO DRIVE」と連携できる新たなサービスとして、アルコールチェック結果をリアルタイムで記録するオプションサービスの開発に踏み切った。

新サービスはアルコール検知器と専用スマートフォンアプリをBluetoothで連携させ、測定結果の不正や誤入力を防止する。測定と同時に顔写真を撮影し、その画像を証跡として保存するため、なりすまし防止にも効果的という。

また、サービス管理画面から全ての運転者のアルコールチェック実施結果を確認できるようになり、その結果は自動で運転日報に記録される。安全運転管理者らがアルコールチェックを実施せずに走行を開始した運転者を簡単に特定し、アルコールチェックの徹底を促すことも可能。

アルコールチェック結果の記録内容はクラウドで安全に保存されるため、毎日の紙管理が不要となり、管理者の業務負担を軽減できるとみている。

料金は1ID(アプリ利用者)当たり月額で税別500円。

 
 

(藤原秀行)

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