オイシックス傘下の物流会社で不適切な会計処理、棚卸し資産を5億円過大計上

オイシックス傘下の物流会社で不適切な会計処理、棚卸し資産を5億円過大計上

原因究明・内部統制強化チームが調査開始

オイシックス・ラ・大地は12月26日、傘下で食材の配送や一括購買、消耗品の販売などを手掛けるエス・ロジックス(東京都調布市)が不適切な会計処理を行っていたことを確認したと発表した。

エス・ロジックスは今年1月にオイシックスの子会社となったシダックスホールディングス(HD)グループの事業会社。

 
 

オイシックスによると、12月初旬に同社の製造部門責任者がエス・ロジックスの拠点を訪れ、現場責任者へのヒアリングと棚卸し資料の確認を進めた結果、エス・ロジックスの食品製造拠点で過去10年にわたり、棚卸し資産を過大計上していることが分かったという。

現時点で判明している過大計上額は累計で約5億円に上る。

現在、オイシックスが社外専門家も含めた原因究明・内部統制強化チームを立ち上げ、過大計上した理由や具体的な方法などを調査している。

(藤原秀行)

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