ASKUL LOGISTとHacobu、「実運送体制管理簿」義務化への対応で連携

ASKUL LOGISTとHacobu、「実運送体制管理簿」義務化への対応で連携

配車受発注・管理サービスを全拠点で活用

アスクルの100%子会社で物流機能を担うASKUL LOGIST(アスクルロジスト)とHacobuは1月7日、ASKUL LOGISTがHacobuの配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」を全国15カ所の物流センター全てに導入すると発表した。

輸送業務の効率化を図るとともに、2025年4月施行の改正貨物自動車運送事業法が義務化する「実運送体制管理簿」への対応を進めるのが狙い。

改正法は運送業界の多重下請け構造解消促進のため、元請事業者に対し、仕事を委託する実運送事業者の名称や請負の次数、配送する貨物の内容や区間などを記載した実運送体制管理簿を整備するよう義務化する。

ASKUL LOGISTはこれまでにもMOVO Vistaを活用して業務のデジタル化を推進し、輸送管理業務の工数を75%以上削減するなど成果を挙げている。

MOVO Vistaは2024年2月、実運送体制管理簿の出力機能を追加。配送案件の依頼情報から実運送体制管理簿を簡単に出力できるようにした。

ASKUL LOGISTは既に採用している西日本輸送管理センターに加え、2025年1月から東日本輸送管理センターにもMOVO Vistaを導入。全国15カ所の物流センター全てで車両受発注、発注書作成などの機能を駆使し、輸送管理業務の効率化と法令順守に注力する。併せて、実運送管理簿出力機能も取り入れ、法改正へ円滑に対応できるようにする。

(藤原秀行)※アイキャッチはASKUL LOGISTとHacobu提供

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