IHIやINPEXなども、トータル17社に拡大
川崎汽船は1月8日、世界初となる環境負荷の低い燃料「e-methane(e-メタン)」の世界的な普及拡大を目指す国際的アライアンス 「e-NG Coalition」に加盟したと発表した。
アライアンスは水素とCO2から合成するe-メタンを化石燃料の代替として活用し、温室効果ガス排出削減につなげることを目的に掲げている。2024年10月に東京ガスや大阪ガス、三菱商事など国内外のエネルギー関連企業8社が立ち上げ、ベルギーのブリュッセルに本拠を置いている。
今回、川崎汽船やIHI、INPEXなど9社が新たに加盟し、メンバーは計17社に達した。
e-メタンは主成分が液化天然ガス(LNG)と同様のため、舶用燃料としての活用も期待されている。川崎汽船は他のメンバーと連携し、海運領域でe-メタンの普及に尽力する。
【e-NG Coalition概要】
名称 |
e-NG Coalition(イーエヌジーコーリション) |
設立趣旨 |
e-メタンの世界的な普及拡大を通じた、カーボンニュートラル社会の実現 |
設立日 |
2024年10月20日 |
設立場所 |
ベルギー・ブリュッセル |
現加盟企業 |
東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社、三菱商事株式会社、エンジー社(Engie S.A.)、RWE社(RWE AG)、TES社(Tree Energy Solutions B.V.)、トタルエナジー社(TotalEnergies SE) |
活動概要 |
(1)政策提言活動およびロビー活動 |
HP |
(藤原秀行)