ヨコレイ、長崎市内に新たな鮮魚の加工・保管拠点を開設へ

ヨコレイ、長崎市内に新たな鮮魚の加工・保管拠点を開設へ

庫腹F級4779トン、20年5月完成予定

横浜冷凍(ヨコレイ)は6月21日、長崎市内で鮮魚の加工・保管拠点「長崎ソーティングスポット(仮称)」を開設すると発表した。現地で同日、起工式を開いた。

同社は長崎県内で営業所と冷凍工場を展開し、魚の買い付けから凍結、保管、販売を一貫で手掛けている。最近は凍結したサバの輸出事業にも注力しており、新たな加工拠点を活用して事業拡大を図りたい考え。2020年5月の完成を見込む。


「長崎ソーティングスポット(仮称)」の完成イメージ(ヨコレイ提供)

新拠点は延べ床面積9174平方メートル、庫腹はF級4779トン。凍結能力は165・88トンで、水揚げした魚の選別や凍結、箱詰めまでを円滑に済ますことができる自動ラインを設置し、作業時間の短縮とスタッフの負荷軽減を図る計画。急速凍結設備も取り入れる。

凍結・保管時には自然冷媒を採用するほか、屋上に太陽光発電パネルを設置するなど、環境への影響抑制に努める。

起工式であいさつした同社の吉川俊雄会長は「ソーティングスポットを使い、アフリカ・東南アジアへ日本の素晴らしい魚を輸出したい」と意欲を示した。

(藤原秀行)

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