芙蓉総合リースと連携、モーダルシフト需要などに対応
JR貨物と芙蓉総合リースは3月3日、新たに増備する鉄道用31ftコンテナに関するリース契約を締結、使用を開始したと発表した。
31ftコンテナは10tトラックとほぼ同等の積載容量を持ち、輸送単位や荷役作業を変更せずにトラック輸送から円滑に鉄道へモーダルシフトを実現できるため、ニーズが大きい。
両社と利用運送事業者から成る協議会の事業が、国土交通省の「モーダルシフト加速化緊急対策事業」の認定を受けたため、当該の補助金を活用し、31ftコンテナを新製。新規のユーザーや片道のみの輸送需要など、多様な需要に応えられるようにする。
片道輸送の場合は、求貨求車システムを運営する3PL事業者と組んで回送コンテナの積荷化を図るスキームの整備を進めている。
新たに製作した31ftコンテナは60個で、今年2月以降、順次運用を始めている。対象は東海道・山陽・鹿児島線、東北・函館線をはじめとした全国主要駅間と設定している。
主な仕様・特徴
形式:49A
容積:48.6㎥
寸法:(外寸)長さ9,410mm、幅2,490mm、高さ2,605mm
(内寸)長さ9,249mm、幅2,350mm、高さ2,237mm
その他:コンテナの妻側、および両側面が開くウィングタイプ。妻側一方開きと異なり、コンテナの両サイドからフォークリフトで荷物を簡単に積み込めるため、荷役の場所を選ばないのがメリット。
31ftコンテナ(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)