長崎の動物園に輸送、食品ロス解消
セイノーホールディングス（HD）傘下の九州西濃運輸は3月11日、福岡県久山町の大型会員制倉庫店「コストコ久山倉庫店」と連携し、店で発生する廃棄農作物を動物の食料として有効活用するため長崎県西海市の動物園「長崎バイオパーク」への輸送を開始したと発表した。
（プレスリリースより引用）
九州西濃運輸は地元農家で廃棄する予定の農作物を長崎バイオパークに届け、動物の食料として活用するのを支援する取り組みを2024年12月にスタート。食品ロス削減と資源の有効活用に加え、輸送機会の創出にもつなげている。
今回新たに、コストコ久山倉庫店も食品ロスの解消に向け、取り組みに賛同したため、輸送を開始した。
具体的には、コストコ久山倉庫店で販売できないバナナやチェリー5ケース（約100kg）を2月19日に集荷し、翌20日に長崎バイオパークへ送り届けた。今後は毎週火・木・土曜日に増量していく計画で、長崎バイオパークへ定期的に輸送する予定。
九州西濃運輸は今回の事例を他のエリアにも水平展開していくことを念頭に置いている。
（藤原秀行）
