預かりから配達までカバー
佐川急便は3月18日、荷物の輸配送に係るCO2排出量を可視化したレポートを提供するサービスを3月に全国で始めたと発表した。
環境負荷低減を目指す荷主企業などから要望が多く出ていたのを考慮。2024年6月に一部の顧客を対象として小規模にサービスを始めていた。一定の評価を得られたため、本格的にサービス展開することにした。
担当のドライバーや営業所が必要事項をヒアリングし、荷物の預かりから配達までの輸配送時の排出量を算定する。荷物1個単位でレポートを作成することも可能。
車両の燃料使用量や荷物の重量などの一次データに加え、船舶や航空機などトラック以外の輸送モードも加味した同社独自の算定方法と、トンキロ法の2種類を採用。算定結果は排出量の現状把握に加え、公開情報や公的機関への提出書類にも活用できる内容にする。
(佐川急便提供)
(藤原秀行)