大幅な賃上げなど要求への回答不十分と主張
港湾労働者が参加する全国港湾労働組合連合会(全国港湾)と全日本港湾運輸労働組合同盟(港湾同盟)は3月25日、2025年の春闘に関し、事業者で構成する日本港運協会(日港協)と中央団体交渉を開催した。
組合側は大幅な賃上げなどの要求に対する経営側の回答内容が不十分と主張し、3月30日(日曜)の始業時から3月31日(月曜)の始業時まで、全港・全職種を対象に24時間のストライキを実施すると通告した。
実施にストを断行すれば、2019年4月以来、約6年ぶりとなる。
組合側は団体交渉の席上、10%以上あるいは3万円以上の引き上げをあらためて要求するとともに、交渉の下限は「7%以上あるいは2万円以上」に設定していることを伝達した。
(藤原秀行)