東大松尾研発スタートアップのPolaris.AI、日本郵船向けに船舶管理の大量な書類から必要なものを迅速検索するアプリ開発支援

東大松尾研発スタートアップのPolaris.AI、日本郵船向けに船舶管理の大量な書類から必要なものを迅速検索するアプリ開発支援

回答精度を60%→80%以上に改善

東京大学松尾・岩澤研究所発スタートアップのPolaris.AI(ポラリスAI)は4月2日、日本郵船向けに、船舶管理に関する大量の書類から必要なものを生成AIで効率的に検索・回答生成するRAG(検索拡張生成)アプリケーション開発を支援し、業務効率化を推進したと発表した。


(Polaris.AI提供)

 
 

日本郵船はRAGアプリケーション開発プロジェクトの中で、RAGの回答精度向上とUI/UX改善についてPolaris.AIを開発パートナーに選択していた。

RAGの回答精度向上に向けて、データの加工方法や回答の採点方法の見直し、最適なAI技術・アルゴリズム選定からテストの実施まで行い、当初は60%ほどだった回答精度を80%以上へ高めることに成功した。

また、現場での実用性を高めるためのUI/UX改善として、表示速度アップや検索時の船舶選択機能、参照元の明示など、現場で使われるAIを意識した開発を進めたという。

(藤原秀行)

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