高精度3次元地図データのダイナミックマッププラットフォーム、三井不動産と物流施設内の「レベル4」自動運転トラック活用で連携

高精度3次元地図データのダイナミックマッププラットフォーム、三井不動産と物流施設内の「レベル4」自動運転トラック活用で連携

MOU締結、25年度中に実証実験へ

高精度3次元地図データを取り扱うダイナミックマッププラットフォームは4月10日、三井不動産と自動運転車両の使用による物流センター内の業務効率化に共同で取り組むと発表した。両社でMOU(基本合意書)を締結した。


物流センター外観イメージ(「MFLP船橋Ⅲ」)

 
 


物流センター内の車路イメージ(「MFLP船橋Ⅱ・Ⅲ」)

「レベル4」(特定条件下での完全自動運転)の自動運転トラックを活用し、物流センター内の業務自動化を進めることを目指す。

ダイナミックマッププラットフォームはレベル4自動運転トラックが物流センター内でも走行できるようにするため、高精度3次元地図データ(HDマップ)を生かして物流自動化に必要な情報を連携させたダイナミックマップを整備する。

また、自動運転トラックと物流センターの運用管理システムの持つ情報をリアルタイムに連携させるダイナミックマップ情報連携システムを構築する。実現すれば、物流センター内に到着したレベル4自動運転トラックが指定のバースへ向かうための情報提供や、センター内事業者とのシステム連携などが可能となり、物流自動化の実現に寄与できると想定している。

2025年度中に物流センター内で実証実験を行う予定。

(藤原秀行)※いずれもダイナミックマッププラットフォーム提供

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