自動化・省力化など支える高度なソリューション提供目指す
三井住友信託銀行とパナソニックホールディングスが共同出資し、ファイナンス事業を手掛けている三井住友トラスト・パナソニックファイナンスは4月22日、米投資会社アレス・マネジメントが運用している日本GLP系のベンチャーキャピタル「Monoful Venture Partners 1号ファンド」に出資したと発表した。
具体的な出資額は開示していない。
同ファンドは物流や不動産および両領域に関連する分野で成長段階にあるスタートアップを投資対象に設定し、事業を支援している。特に事業が初期段階を超え、成長期から成熟期に差し掛かる「ミドル・レイターステージ」の企業を中心にサポートしている。
三井住友トラスト・パナソニックファイナンスは物流が多くの業界で事業効率化や競争力向上に直結する重要なテーマだと認識。ファンドへの出資を通じて、自動化・省力化などを支える、より高度な物流ソリューションの提供を目指す。
同ファンドは今年3月1日付でGLP Japan、GLPキャピタルパートナーズの国際事業(グレーターチャイナの事業を除く)とその関連会社とともに、クレジット、不動産、プライベート・エクイティ、インフラストラクチャーといった資産クラスで、米大手投資会社アレス・マネジメントの傘下に入った。
(藤原秀行)