現地企業と合弁、サプライチェーン構築図る
大塚ホールディングス傘下で輸液製造・販売大手の大塚製薬工場(徳島県鳴門市)は5月2日、米国子会社Otsuka Pharmaceutical Factory America(OPFA)が5月1日付で、米国で医療機器などを展開しているICU Medical(ICUメディカル)の輸液事業会社の持ち分60%を取得、子会社化したと発表した。
子会社化の方針は2024年11月に開示済み。持ち分の取得額は開示していない。子会社化に合わせて、社名を「Otsuka ICU Medical」に変更した。
大塚製薬工場は中国やインドなどアジアで事業展開しており、北米地域は初めて。
Otsuka ICU MedicalはICU Medicalの広範な流通ネットワークと大塚製薬工場の輸液に関する技術力などを組み合わせ、北米で輸液を安定供給できるサプライチェーンを早期に確立、北米の輸液事業を伸ばしていきたい考えだ。
(藤原秀行)