成長スピード加速狙い
配車アプリを手掛けるGOは5月26日、安全管理領域の取り組みを強化するため、自動車事故の削減を支援する次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」(ドライブチャート)や、同サービスで収集したビッグデータを活用した道路情報の自動差分抽出プロジェクトなどの事業を分社化、新たに「GOドライブ」を8月1日付で設立すると発表した。
GOドライブにはゼンリン、リース大手の東京センチュリーの両社が出資し、連携を強化する。GOとゼンリンが44.44%ずつ、残る11.12%を東京センチュリーが出資する。GOとゼンリンが共同で出資する案件は今回が初めてという。
DRIVE CHARTはタクシーや営業車・トラックなど全国で9万台以上が契約している。さらに事業成長スピードを加速し、より強固な事業基盤を築くため、専業で取り組む新会社を立ち上げることにした。
DRIVE CHARTで蓄積した運行のデータを分析、交通安全支援などにより幅広く役立てることを目指す。業務用車両の運転管理支援サービス「GO運転管理」の開発・運営なども想定している。
新会社の概要
代表者名 |
代表取締役社長 川上 裕幸 |
設立予定日 |
2025年8月1日 |
株主構成 |
GO株式会社44.44% / 株式会社ゼンリン44.44% / 東京センチュリー株式会社11.12% |
事業内容 |
車両管理を行う企業の安全管理サポートなどモビリティ関連事業 ・事故削減支援を行う次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』の開発 ・運営・次世代のデータ活用基盤の開発を行う、道路情報の自動差分抽出プロジェクトなど ・業務用車両の運転管理支援サービス『GO運転管理』の開発・運営 |
(藤原秀行)