NEDOとシャープ、トヨタ自動車
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とシャープ、トヨタ自動車は7月4日、高効率の太陽電池を電動車に搭載し、公道を走行する実証実験を7月下旬に始めると発表した。期間は2020年2月末まで。
シャープが開発した世界最高水準の高効率太陽電池セルを、トヨタのプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」の屋根やボンネット、バックドアにそれぞれ取り付け、走行データを収集、分析する。愛知県豊田市や東京都内で実証実験を予定している。
3者は車載ソーラー充電システムの実用化を果たせれば電気自動車(EV)の航続距離や燃費を大幅に向上できると見込む。太陽光パネルの新たな需要掘り起こしにもつなげたい考えだ。実験車両は車を走らせている間にも発電した電力を駆動用バッテリーに充電できるという。
太陽電池パネルを搭載した実験用車両(トヨタ自動車プレスリリースより引用)
(藤原秀行)