配送センターを10以上新設・改装、配送迅速化と利便性向上図る
米ウォルマートはこのほど、中国の物流やサプライチェーンを強化するため、今後10年間で80億元(約1300億円)を投資すると発表した。
同社は今年3月、中国南部で3万3700平方メートル超に及ぶ3温度帯の生鮮食品流通センターを開設し、広東省と広西省の100店舗以上に商品を届けている。中国内で同様の配送センターをさらに10以上新設・改装し、配送のスピードと利便性をさらに高めていきたい考え。
同社は1996年、中国市場に参入し、現在はスーパーなどを400以上運営している。複数のPC間でデータを迅速に共有できるブロックチェーン技術を活用し、食品の原産地などを追跡可能なシステムの構築も目指す。
(藤原秀行)