センコーと福山通運が静岡の中継拠点活用し共同輸送開始

センコーと福山通運が静岡の中継拠点活用し共同輸送開始

1人2日運行の撤廃へ

センコーと福山通運の両社は6月9日、センコーの中継輸送専用施設「TSUNAGU STATION浜松」(静岡県浜松市)を活用し、共同中継輸送を5月30日に開始したと発表した。


TSUNAGU STATION浜松でドッキングさせる様子

 
 

センコーは西日本向け、福山通運は東日本向けの貨物を多く担っている特性を活用し、業務提携に踏み切った。

具体的には、センコーのトレーラーシャーシを両社で共有し、「TSUNAGU STATION浜松」でトラクターを交換するトレーラー・トラクター方式による貨物のドッキングを実施。センコーは神奈川発、福山通運は大阪発の貨物を浜松で交換し、Uターンすることで輸送の効率を高める。

両社は共同中継輸送を進めることで週5日の安定的な幹線輸送を実施し、輸送力不足などの課題に対応する。両社の長距離輸送における1人2日運行の撤廃が可能となり、労働環境の改善と法令順守の徹底、ドライバー不足の解消にもつながると見込む。

今後は両社のダブル連結トラックを取り入れることも検討する。

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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