温室効果ガス排出量削減への貢献図る
商船三井は6月18日、マレーシア国営のエネルギー事業会社Petroliam Nasional Berhad(ペトロナス)グループの2社、PETRONAS CCS Ventures(ペトロナスCCSベンチャーズ)、MISC BERHADと液化CO2輸送船(LCO2船)の開発・保有を目的とした船主合弁会社「Jules Nautica」(ジュールズ・ナウティカ、船主JV)を設立したと発表した。
CO2の排出事業者、貯留事業者と戦略的なパートナーシップを構築し、温室効果ガス排出量削減への貢献を図る。
LCO2船イメージ画像(商船三井提供)
また、今回の3社はタンク容積が6万2000㎥のLCO2船の基本設計(FEED)を完了した。共同開発したLCO2船は、ノルウェー船級協会(DNV)から設計内容に対する承認(GASA)を取得済み。3社は業界で最も先進的な低圧低温LCO2船設計の一つとして位置付けている。
(藤原秀行)