圏央道ネットワーク強化の第1歩、8月稼働開始予定
ダイセーエブリー二十四は7月1日、関東の物流網再構築・強化のため、茨城県五霞町に3温度帯対応の新たな物流拠点「五霞ハブセンター」を開設すると発表した。
倉庫面積は4749㎡で、稼働開始は8月5日の予定。
既存の埼玉県内の「幸手ハブセンター」と「埼玉ハブセンター」の機能を統合・集約し、物流オペレーションの効率化とサービス品質の向上を図る。併せて、今後の関東展開の起点として、事業成長を支える重要拠点と位置付ける。
(ダイセーエブリー二十四提供)
同社は関東一円の安定供給を持続させるため、圏央道を軸とした自社便と共同配送のネットワークを拡充しており、今回の新拠点もその一環。圏央道内側の配送効率化に加え、圏央道の外側もカバー範囲に含めることで、関東に加えて甲信越エリアまでを視野に入れた広域物流体制の確立を目指す。
フロン類の規制が国際的に強まる流れを踏まえ、新拠点は冷凍・冷蔵機器に地球温暖化係数の低い自然冷媒(CO2)を採用。屋上には太陽光パネルを設置し、省エネと環境負荷低減を両立する仕組みを構築する。
災害時でも物流を止めない体制を構築するため、新拠点は最大20時間給電可能な非常用発電設備と大容量のインタンク式燃料設備を配備。停電・災害時でも自社オペレーションを維持し、食品の安定供給を継続させる。
施設名称 | 五霞ハブセンター |
所在地 | 茨城県猿島郡五霞町幸主630番(※正式な住所は7月末決定予定) |
稼働開始日 | 2025年8月5日 |
構造 | 地上2階建て S造(鉄骨) |
専有面積 | 18,891.12㎡(約5,714坪) |
倉庫面積 | 4,749.99㎡(約1436坪 ※冷蔵:813坪、冷凍:448坪、定温:100坪、事務所75坪) |
バース数 | 21基 |
(藤原秀行)