レスキュー損保、「置き配盗難保険」の販売開始

レスキュー損保、「置き配盗難保険」の販売開始

月保険料は4.7~8.0円、普及促進図る

住宅関連サービスを手掛けるジャパンベストレスキューシステム(JBR)の子会社で日本生命保険やセブン銀行も出資しているレスキュー損害保険は7月3日、置き配の盗難被害などを補償する「置き配盗難保険」の販売を同日開始したと発表した。

国土交通省が「標準運送約款」で置き配を明記する方向で検討していることなどを受け、置き配がさらに広まると想定。置き配は屋外に商品が置かれたままになり盗難のリスクがあるため、損害保険の開発に踏み切った。

 
 

レスキュー損害保険は普通保険約款で置き配を「入居物件の敷地内の被保険者が指定した場所(玄関前、置き配バッグ、宅配ボックス、車庫、物置など)に配達業者が非対面で動産を届けるサービス」と定義。置き配した商品が盗難に遭った場合に損害額を補償する。

一般的な火災保険や家財保険は、住宅の軒下に置かれた配送物の盗難は補償対象で、軒下ではない場所の配送物の盗難は補償対象外となっている。同社の置き配盗難保険は軒下であるか否かに関わらず補償する。

個人の意思で加入できるタイプではなく、事業者が保険契約者となり、事業者の商材に置き配盗難保険が付帯するタイプの保険として展開する。クレジットカードに付帯する保険や、EC事業者の会員サービスに付帯する保険などを想定している。

置き配盗難保険の保険料

保険金額

10万円

保険金額

20万円

保険金額

30万円

保険金額

40万円

保険金額

50万円

月額保険料

4.7円

月額保険料

6.1円

月額保険料

7.0円

月額保険料

7.6円

月額保険料

8.0円

※上記保険金額は、置き配の盗難および自宅内の動産の盗難も含む。1被保険者当たりの保険料。被保険者は個人に限る。被保険者の同居人も補償する。

(藤原秀行)

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