アシスト能力最大12kg、製造や物流の現場などで活用想定
ロボット開発を手掛けるスタートアップのSHIN-JIGEN(奈良市)は7月25日、独自に開発した腕用パワーアシストスーツ「MODEL UX-T」(プロトタイプ、名称は開発コード)を7月28日から8月3日まで、大阪・関西万博の関西パビリオン京都ゾーンに出展すると発表した。
(SHIN-JIGEN提供)
バッテリーとモーターを内蔵したリュック型の本体を背負い、肩から伸びたワイヤーを手首に装着。指先のセンサーによって荷物の保持を検知し、モーターがワイヤーを巻き上げることで、荷物を引き上げる。
アシスト能力は最大12kgで、上腕にかかる負担を軽減できると見込む。重量物を取り扱う製造や物流の現場などでの活用を想定している。
仕様
本体重量 |
約2kg(バッテリーを除く) |
電源 |
リチウムイオン電池 |
アシスト強さ(両腕) |
最大12kg |
連続作動可能時間 |
約3.5時間 ※動作頻度による |
モード |
両腕同期モード(標準)/片腕独立モード |
(藤原秀行)