インバウンド増加受け
国土交通省は8月7日、茨城空港への国際線乗り入れの規制を同日付で撤廃したと発表した。
同空港は自衛隊と共用のため、これまで国際線が就航できる曜日や時間帯を限定していたが、撤廃することで防衛省や茨城県と合意した。
国際線が乗り入れられない曜日や時間帯については、空港の運用時間内(午前7時半~午後9時)は規制を解除。併せて、国際線が出発してから次の国際線が到着するまで最低1時間間隔を設けたり、到着した国際線は1時間以内に出発したりする規制についても取りやめた。
インバウンド(訪日外国人)の増加を受け、県が規制撤廃を政府に求めていた。大幅な規制撤廃で新規就航や増便が可能になり、県などは利用者増につながると期待している。
一方、夜間の駐機については防衛上の問題で今後も制限する。
(藤原秀行)