低温食品物流に強み、3PLなど強化狙う
AZ-COM丸和ホールディングス(HD)は8月21日、岡山を地盤とする運送会社の山本水産輸送(岡山市)を買収すると発表した。
10月1日付で、山本水産輸送の全株式を農林中央金庫(農林中金)系の投資会社、農林中金キャピタルの投資ファンドから取得する。具体的な取得額は開示していない。
山本水産輸送子会社のヤマスイ物流(岡山市)もグループ入りする。
山本水産輸送は2000年設立で、中国地方などを軸に据え、低温食品物流に強みを持つ。AZ-OM丸和は買収により、3PLや低温物流の地盤を強化したい考え。
山本水産輸送の24年9月期の売上高は48億円、営業利益は1億1300万円だった。農林中金キャピタルが23年5月に全株式を取得していた。
(藤原秀行)