日鉄興和不動産、名古屋で中部圏2棟目の物流施設に着工

日鉄興和不動産、名古屋で中部圏2棟目の物流施設に着工

3.7万㎡、27年1月末竣工予定

日鉄興和不動産は9月1日、名古屋市で自社開発物流施設としては中部圏で第2弾となる「(仮称)LOGIFRONT名古屋守山」の工事を始めたと発表した。竣工は2027年1月末の予定。


(日鉄興和不動産提供)



名古屋第二環状自動車道の勝川ICから約5kmの場所に位置。地上4階建て、延床面積は3万7489㎡を想定している。

大型車両と一般車両、歩行者および自転車の出入口を分離し、安全性に配慮した動線計画を採用している。1階に両面バースを備えた地上4階建てBOX型の施設とし、最大4分割でも利用可能な汎用性のある平面計画を取り入れている。

外観は断熱性・耐震性・美観に優れた金属断熱サンドイッチパネルを採用し、モノトーン調を基調としたデザインを施す。

昇降設備は荷物用エレベーター・垂直搬送機をそれぞれ4基標準装備とし、上下階の荷物の搬送に十分な能力を確保する。

環境負荷低減のため、同社の「LOGIFRONT 名古屋みなと」「LOGIFRONT 尼崎V」に続き、親会社の日本製鉄と協働して、同社が提供する、製造時の温室効果ガス排出量を抑えたグリーンスチール「NSCarbolex Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」を、鉄骨H形鋼の一部に採用する。

併せて、日本製鉄の高機能製品・ソリューション技術「NSCarbolex Solution(エヌエスカーボレックス ソリューション)」の一環の技術「ProStruct(プロストラクト)」も併せて活用する。その効果で鉄鋼生産から施工時におけるCO2排出量を削減できるとみている。



名称:(仮称)LOGIFRONT名古屋守山
所在地:愛知県名古屋市守山区幸心三丁目1601~1603(地番)
交通:名古屋第二環状自動車道「勝川」IC 約5km、JR中央本線「新守山」駅 徒歩14分
敷地面積:18,338.63㎡(5,547.43坪)
延床面積:37,480.32㎡(11,337.79坪)
構造・階数:S造・4階BOX型
設計・施工:日本国土開発株式会社
スケジュール:2025年9月着工、2027年1月末竣工予定

(藤原秀行)

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