霞ヶ関キャピタル、川崎・東扇島エリアで2万パレット収納可能な冷凍自動倉庫新設へ

霞ヶ関キャピタル、川崎・東扇島エリアで2万パレット収納可能な冷凍自動倉庫新設へ

28年1月竣工予定

霞ヶ関キャピタルは9月1日、アセットマネジメント業務を受託し開発に関与している新たな冷凍自動倉庫「LOGI FLAG TECH(ロジフラッグテック)東扇島Ⅱ」(川崎市)の工事を本格的に始めたと発表した。竣工は2028年1月の予定。


物件イメージパース(霞ヶ関キャピタル提供)



自動ラックを活用し、冷凍庫内の荷物の入出庫の自動化を可能にする。冷凍・冷蔵倉庫が集積している東扇島湾岸エリアで首都高速湾岸線の東扇島ICから約1.7kmのエリアに立地。関東全域をカバーする配送拠点や輸出入貨物の集約拠点として高い利便性を有していると見込む。

倉庫部分は2層構造の立体倉庫とする予定で、1層目はトラックバースと荷さばきエリア(+5℃帯)、2層目は天井吹き抜け高さ27mの空間内に自動ラックを設置する冷凍保管エリア(−25℃帯)を想定。冷凍保管エリアでは人間が日常的な作業で立ち入る必要性がない施設構成を採用する。

冷凍保管エリア内は2万644枚のパレットを収容可能にする予定。

さらに、2030年のフロン規制を見据えて自然冷媒を用いた冷却機を採用するとともに、屋根に太陽光発電パネルを敷設することで、再生可能エネルギーを用いて電力供給を行える環境配慮型の施設として運営することを見込んでいる。

物件名称

LOGI FLAG TECH 東扇島Ⅱ

所在地

神奈川県川崎市川崎区東扇島17-9

交通

首都高速湾岸線「東扇島IC」約1.7km

敷地面積

8,548.52㎡(2,585.92坪)

延床面積

25,863.38㎡(7,823.67坪)

パレット数

20,664枚

竣工予定

2028年1月

建物構造

鉄骨造地上3階建

設計

東亜建設工業株式会社一級建築士事務所、株式会社IHI物流産業システム

施工

東亜・宮坂特定建設工業共同企業体、株式会社IHI物流産業システム

*自動倉庫は吹き抜け構造で床がないため床面積は仮想床を含む容積対象面積を記載

(藤原秀行)

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