運送事業者など向け軽油販売でカルテルの疑い、石油8社に強制捜査★続報

運送事業者など向け軽油販売でカルテルの疑い、石油8社に強制捜査★続報

公取委、独禁法違反で

公正取引委員会が東京都内のトラック運送事業者など向けの軽油に関し、販売価格でカルテルを結んでいた疑いがあるとして、石油製品販売8社に9月10日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の容疑で強制捜査に入ったことが分かった。

関係筋によると、8社はENEOSウイング、東日本宇佐美、エネクスフリート、太陽鉱油など。



8社の営業担当者がカルテルを結び、定期的に会合を開いて物流事業者らへの軽油販売価格を協議し、不当に引き上げたり据え置いたりしていた可能性があるという。

公取委はカルテルで販売価格を調整していたことが物流のコストにも影響を及ぼしていた可能性があるとみて、実態を調べている。

(藤原秀行)

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