丸紅オートモーティブと代理店契約、静岡中心に普及後押し
静岡を地盤に包装機械や自動車部品の製造・販売などを手掛ける静甲は9月9日、中期経営計画で掲げた「新分野(環境関連分野)への挑戦」の一環として、スタートアップのフォロフライ(folofly 、京都市)が手掛ける商用EV(電気自動車)「folofly」の販売事業を展開する丸紅オートモーティブと販売代理店契約を締結したと発表した。
9月に同車両の販売とアフターサービス対応を開始した。
「folofly」は積載量や航続距離などの面でラストワンマイル配送に特化した性能を備えている。静甲が静岡県を中心に、物流業界向けに販売し、普及を後押ししていく考え。
取り扱うのはバンタイプの「F1VS」と最大積載量約1tのトラックタイプ「F1TS」。価格は開示していないが、補助金を活用することで、同クラスのガソリン車並みの価格を実現できるとみている。フォロフライの公表値では、航続可能距離は前者が268km、後者が215kmという。
静甲はグループでスバル、ボルボ、ポルシェ、中国BYDの静岡県内ディーラーとして乗用EVの販売を推進してきた。商用EVの取り扱いも始めることで、より脱炭素社会の構築に貢献していくことを目指す。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)