支払いサイトの実質延長可能、資金繰り改善やキャッシュフロー安定に貢献
ECや店舗向け決済サービスなどを手掛けるデジタルガレージと倉庫シェアリングサービスを展開しているsoucoは9月16日、デジタルガレージのBtoB決済サービス「DGFT請求書カード払い」を、soucoが倉庫シェアリングサービスの利用料支払い手段に採用したと発表した。両社で業務提携した。
デジタルガレージは2022年、支払い先がクレジットカード払いに対応していない場合でも、受け取った請求書の支払いをクレジットカードで決済できるよう受け付け、支払い先に対してはユーザー名義でデジタルガレージが立替振り込みする「DGFT請求書カード払い」を開始。中小事業者に加え大企業も採用し、業種も小売業、飲食業、建設業、運輸業など多岐にわたっている。
soucoは「DGFT請求書カード払い」を導入することで、既存の決済システムの改修を行わず、クレジットカード払いのニーズに対応できるようになると見込む。
また、soucoのユーザー企業は「DGFT請求書カード払い」を通じて、倉庫利用料などの支払いにクレジットカード決済を選択できるため、支払いサイトを実質的に延長することが可能になり、資金繰り改善やキャッシュフローの安定につながるほか、請求書管理機能を無料で利用できるため、電子帳簿保存法に対応した請求書管理のDXにもつなげられると想定している。
(藤原秀行)※いずれもデジタルガレージ提供