保管に続き、製品増加に対応
三井倉庫ホールディングスは9月18日、三井倉庫のインドネシア現地法人MITSUI-SOKO INDONESIAが今年8月に同国のハラール製品保証実施機関(BPJPH)から、イスラム教の戒律に合っていることを示すハラール認証を輸送業務の領域で取得したと発表した。
ジャカルタ近郊の2拠点と東ジャワ州の州都スラバヤの2拠点の計4拠点が対象。既に保管業務では2024年に取得済みだった。
インドネシアはJPH法(ハラール商品保証法)に基づき、ハラール表示の義務化が段階的に進行しており、2024年10月には飲食料品が対象に加わった。今後は輸入飲食品、化粧品、医薬品などに順次広がっていく見通しで、インドネシア市場で流通するハラール認証製品が増加すると見込まれている。
そうした状況に対応し、現法が保有するトラックおよびトレーラーの計30台全てに関して、ハラール基準に準拠した設備を導入し、各拠点には専門の教育を受けた職員を配置した。
今回の認証取得で、倉庫保管から輸配送まで、ハラール認証に則した物流サービスの提供が可能になったという。
ハラール製品を輸送するトラック
取得したハラール認定証
認定取得拠点 |
所在地 |
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Jakarta |
Jl. Rorotan No.8 Kawasan Industri Cakung – Cilincing Jakarta Utara 14140, Indonesia |
GIIC |
Greenland International Industri Center (GIIC) Jl. Boulevard Blok CB No.1, Desa Sukamukti, Kec. Bojong Mangu, Cikarang Pusat, Bekasi, Jawa Barat |
Surabaya SNL |
Jl. Lingkar Timur KM5.5 Kawasan Industri & Pergudangan Safe N Lock Blok AP No.6539 Kel. Gebang – Kec. Sidoarjo, Sidoarjo |
Surabaya Margomulyo |
Jl. Margomulyo No.41 Surabaya 60186, Indonesia |
対象業務/認定取得日 |
保管業務/2024年9月23日、輸送業務/2025年8月28日 |
(藤原秀行)※いずれも三井倉庫HD提供