鉄道コンテナ利用しやすくなる専用施設「積替ステーション」、新たに名古屋貨物ターミナル駅で開設

鉄道コンテナ利用しやすくなる専用施設「積替ステーション」、新たに名古屋貨物ターミナル駅で開設

濃飛倉庫運輸の営業所内、自社トラックで持ち込み可能に

JR貨物東海支社と濃飛倉庫運輸は9月29日、鉄道コンテナを使いやすくするための専用施設「積替ステーション」を、名古屋貨物ターミナル駅下の濃飛倉庫運輸昭和橋通営業所に開設すると発表した。

積替ステーションは通常の駅頭荷役作業に加え、貨物の仮預け・保管、輸出入貨物に対応可能。濃飛倉庫運輸以外の利用運送事業者も使うことができる。モーダルシフト需要をカバーする狙いがある。



JR貨物東海支社と濃飛倉庫運輸の協業は、岐阜貨物ターミナル駅「積替ステーション」に続いて2カ所目。

積替ステーションは貨物駅構内あるいはその近隣に位置する貨物上屋・倉庫で、一般のトラックと鉄道コンテナの間で貨物の積み替えを行う目的で、場所とコンテナ移送などの付帯サービスを提供している。

従来は利用者側の施設で鉄道コンテナに積み込み、鉄道コンテナ専用トラックで貨物駅に持ち込む必要があった。積替ステーションを活用することで、利用者は自社トラックで直接貨物を持ち込めるようになる。

今回の新規開設で全国の貨物駅における積替ステーションは計16カ所に達した。

長距離でトラック運行していた運送事業者は、長距離区間を貨物鉄道輸送に振り替えることでトラックドライバーの長時間労働の緩和、働き方改革の推進につながると想定している。

名古屋貨物ターミナル駅「積替ステーション」の概要

所在地 濃飛倉庫運輸㈱昭和橋通営業所
愛知県名古屋市中川区掛入町 3 丁目 4 駅下A1-3
利用時間 9:00~16:30
利用開始 2025 年 10 月 1 日から
利用者 荷主、物流事業者、利用運送事業者(濃飛倉庫運輸以外でも利用可)



(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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