郵船ロジ、マレーシアとベトナムでコールドチェーン物流の国際規格「ISO31512」取得

郵船ロジ、マレーシアとベトナムでコールドチェーン物流の国際規格「ISO31512」取得

需要増に対応

郵船ロジスティクスは10月8日、海外グループ法人でマレーシアのTASCO Yusen Gold Cold(TYGC)とベトナムのYusen Logistics(Vietnam)(YLVN)が食品の低温保管・輸送サービスを対象としたISO規格「ISO 31512:2024 / Cold chain logistics services in the business to business (B to B) sector)」の認証を取得したと発表した。

同社は2024年12月発行の、世界初の食品の低温保管・輸送サービスを対象としたISO 31512の策定作業で、国内審議委員、戦略委員として要求事項の策定や参加各国との交渉に携わってきた。



郵船ロジスティクスグループは国内外で食品の低温物流サービスを展開。TASCO BERHAD傘下のTYGCも日本式コールドチェーン物流サービス規格「JSA-S1004:2020」を2022年に世界の物流企業で初めて取得するなど、品質の高水準化に注力している。

さらにYLVNはベトナムで堅調な成長が期待できる冷凍・冷蔵食品や畜産品の需要を見据え、今年1月にホーチミン郊外で食品専用の冷凍・冷蔵倉庫を開設するなど、ベトナムで国際水準のコールドチェーン物流サービスの提供に努めている。

TYGCは今年8月に国外で初めて、続いてYLVNも9月にそれぞれISO 31512認証を取得した。より安心で安全な食品物流サービスを展開し、冷凍・冷蔵物流の需要増に対応する。


(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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