三菱地所とT2の国内初実証実験を後押し
ゼンリンは10月30日、三菱地所とT2が国内で初めて実施している「自動運転トラックによる物流施設内の走行実現」を目指す実証実験に関し、高精度地図データを整備・提供したと発表した。
今回の実証実験は施設内を構成する通路幅や障害物などのあらゆる情報を高精度で収集し、地図データとして整備。トラックに搭載している高性能センサー「LiDAR」とゼンリンの高精度地図データを照合することで、施設内の安全かつ丁寧な自動運転をサポートできると見込む。

(左) 実証実験を展開している「東京流通センター A棟」の施設内画像 (右) 計測車両を走行させ収集した、施設内の高精度地図用点群データ
ゼンリンは2000年代から、現実世界の道路情報や街並みなどを再現できる高精度な地図データ制作に関する取り組みを推進してきた。全国の高速道路や主要自動車道などで計測機材を搭載した高精度計測車両を走らせ、デジタルツインの実現にも資する詳細なデータ基盤を構築・提供している。
こうしたノウハウを自動運転トラックにも生かせるとみて、地図データの提供に踏み切った。

計測車両で周囲の環境を点群データとして取得の上、高精度地図データとして整備する様子
(藤原秀行)※いずれもゼンリン提供
 
           
		  	      
      


 
		                   
		                   
		                   
		                  