ミライドアや政策公庫などのファンド、ロボットアーム開発のKailas Roboticsに投資

ミライドアや政策公庫などのファンド、ロボットアーム開発のKailas Roboticsに投資

物流倉庫などの人手不足解消目指す

ベンチャーキャピタルを運営しているミライドアは10月31日、埼玉県や日本政策金融公庫と連携し、埼玉県内の地域金融機関などと共同で設立した「埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援投資事業有限責任組合」(埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンド)を通じて、小型・軽量で高精度の可動式ロボット アームの開発・販売を手掛け、物流倉庫や工場などの人手不足解消を目指すKailas Robotics(埼玉県川口市、カイラスロボティクス)に投資したと発表した。

具体的な投資額は開示していない。




(Kailas Robotics提供)

Kailas Roboticsは独自開発したロボットアーム「MobiRobo」(モビロボ)で、物流倉庫や工場などの自動化を促進することを目指している。

MobiRoboは強固な土台が不要で軽量、高速でかつアーム自体が動いていても物がつかめる動的適応が可能な技術を備えている。

世界最大級のテクノロジー展示会CESでは、 CES2025 Innovation Awardを受賞した。今年度は大手企業とのPoC(概念実証)に注力し、2026年度から本格的な製品販売を計画している。ミライドアは投資により、自動化技術の普及を後押ししたい考え。

(藤原秀行)

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