ハピネットグループ、オリコン納品の取引先店舗が700に到達

ハピネットグループ、オリコン納品の取引先店舗が700に到達

年間でCO2を122t削減と試算、28年までに1200へ拡大目指す

玩具・ゲーム卸大手のハピネットは11月12日、物流子会社のハピネット・ロジスティクスサービス(千葉県市川市)が環境負荷低減策の一環として2022年7月にスタートした、再利用可能なプラスチック製折り畳みコンテナ(オリコン)による納品を導入した取引先店舗数が今年9月、700に達したと発表した。

今後は2028年までに1200店舗まで増やしていくことを目指す。



オリコンは最初、大阪近郊の9店舗で試験導入を開始。その後、順次対象店舗を広げてきた。

納入先にとっても、段ボール納品と比較して開梱作業の手間が減り、廃材処理の削減にもつながるなど、品出し作業の効率化に貢献していると強調。グループでオリコン納品を導入している4法人の店舗導入率は関東・関西・中四国エリアでそれぞれ約70%、84%、67%に上るという。

24年度は段ボール削減枚数が前年の約1.38倍に相当する16万8332枚に到達。CO2排出量はオリコン納品を行わない場合と比較して約50%減少し、年間約122tの排出量削減につながったとみている。約1万3,600本のスギの木が1年間に吸収する量に相当すると試算している。

このほか、2023年4月に関東の拠点「ハピネット船橋ロジスティクスセンター」(千葉県船橋市)で三井不動産が展開している「グリーン電力提供サービス」を導入するなど、物流領域の環境負荷を推進している。

(藤原秀行)※いずれもハピネット提供

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