国内外のデータ基に統一基準で算定、将来は他社との共同配送もカバー視野に
DICは12月4日、サプライチェーン全体の環境負荷低減を加速させるため、製品輸送に伴うCO2排出量を可視化する取り組みを開始したと発表した。
既に日本、中国、東南アジアのグループ会社で可視化を進めている。自社の長期経営計画「DIC Vision 2030」で掲げているサステナビリティ戦略の一環として、「2050年度カーボンネットゼロ」達成を目指す上で重要なステップと位置付けている。
具体的には、ロジスティードの輸送CO2排出量可視化ツールを活用し、国内外の輸送データを基に排出量を統一基準で算定する。改善すべき輸送ルートの特定やモーダルシフトを推進するとともに、将来は他社との共同配送や輸送効率化による追加削減も視野に入れている。


導入した輸送CO2排出量可視化ツール(イメージ)(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)


