サンケイビルが神戸で2.2万㎡の物流施設竣工、兵庫初案件

主要高速ICの5km圏内に位置

サンケイビルは12月5日、神戸市北区で新たな物流施設「SANKEILOGI神戸北」が竣工したと発表した。

地上4階建て、延床面積は2万1886㎡。兵庫県内では同社として初めての完成案件となった。

周辺は物流倉庫や「神戸三田プレミアムアウトレット」など、雇用事例も多数あるエリア。中国自動車道、山陽自動車道、六甲北有料道路の各ICがおおむね5㎞圏内に位置し、物流施設が集積している西宮北ICから約4.5㎞。

梁下の有効高さ5.5m、床荷重1.5t/㎡と平均的なスペックを持たせ、荷物用EV（積載荷重3.5t）と垂直搬送機（積載荷重1.5t）を2基ずつ設置。各階にフォークリフト充電スペースを設けている。10tトラックバース20台に加え、トラック待機所を5台分確保。ドックレベラー2基も実装し、庫内のオペレーションが効率的に進められるよう配慮している。

1階に事務所、2階にも事務所対応可能区画を設け、更衣室やドライバー休憩所などとしても使えるよう工夫している。フロアは2分割まで対応できる設計を採用している。

太陽光発電システム50kWを屋上に実装し、生み出した電力は施設内て自家消費が可能。BCPニーズを考慮し、停電時の太陽光発電による自立運転機能を搭載。LED照明器具の採用など省エネにも配慮している。実施設計時でBELS認証6★を取得済み。

ドライバー用トイレ、テナント従業員用休憩スペースを導入するなど、働きやすさの確保にも努めている。

倉庫エリア

垂直搬送機・荷物用EV

屋上緑化

太陽光パネル

■物件概要

広域地図

狭域地図

（藤原秀行）※いずれもサンケイビル提供