JPRと小林製薬など3社、フェリー活用し異業種つなぐモーダルシフト・共同輸送開始

JPRと小林製薬など3社、フェリー活用し異業種つなぐモーダルシフト・共同輸送開始

実車率99%超など成果見込む

日本パレットレンタル(JPR)は1月26日、小林製薬、フェイスマスクを手掛けるDr.ルルルン(東京都渋谷区渋谷)、フェリー運航の関光ロジNEXTの3社と連携し、モーダルシフト・共同輸送を2025年12月1日に始めたと発表した。

輸送時のCO2排出量削減やトラック運転時間短縮に加え、各社の製品を混載することによる積載率向上、最適なラウンド輸送ルートによる実車率向上を後押しする。国土交通省から総合効率化計画の認定を取得済み。




共同輸送の概要(国土交通省資料より引用)

共同輸送を実施するのは、九州と四国、関東をつなぐ海上輸送ルート。

ルート(海上輸送区間) 荷主企業(積載商品)
九州~四国(新門司港~徳島港) JPR(レンタルパレット)
四国~関東(徳島港~東京港) 小林製薬(日用雑貨)、Dr.ルルルン(フェイスマスク)混載
関東~九州(東京港~新門司港) 小林製薬(日用雑貨)

関光ロジNEXTが全行程の輸送を担い、海上輸送はオーシャントランスの北九州~徳島~東京航路を活用している。

小林製薬、Dr.ルルルンの四国発関東向けの輸送は、出荷ロットが20tトレーラー単位にまとまらないと積載効率が上がらず、輸送コストの面からも海上輸送ができず陸送輸送を行わざるを得ないことが課題だった。

旧来は各社で手配していた陸送輸送分の輸送を14mセミトレーラーに切り替え、混載を実施することでコストを抑えながら海上輸送へシフトすることに成功した。

3社の輸送をマッチングし、物流拠点を効果的に回ることで、99.4%の高い実車率を達成できるという。船舶へのモーダルシフトや輸送の効率化により個社単位での輸送と比較し、年間でCO2排出量が約29.5t(20%)低減できると見積もっている。



併せて、長距離の陸送を海上へシフトすることで、ドライバーの年間稼働時間が約843時間(65.9%)減らせると見込んでいる。

(藤原秀行)

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