ロッテとサッポログループ、関東~東北間でトラックのラウンドマッチング輸送開始

ロッテとサッポログループ、関東~東北間でトラックのラウンドマッチング輸送開始

空車の走行を年間7600km削減、実車率向上見込む

ロッテとサッポロホールディングスの両社は1月27日、ロッテとサッポログループ物流が関東〜東北間でトラックのラウンドマッチング輸送を冬季限定で1月に開始すると発表した。

ラウンドマッチング輸送は貨物を目的地で降ろした後、空で回送せずに近隣で適合する貨物を積み込み、出発地方面へ戻る輸送方式。往路・復路双方の車両実車効率を高め、物流効率化と環境負荷低減につながるとみられている。



ロッテは埼玉の狭山工場から東北の営業倉庫へ製品を輸送する際、関東への復路における積載貨物不足から空車回送が発生しており、車両の有効活用と実車率向上が課題となっていた。

サッポログループ物流は、酒類・飲料業界特有の夏場の繁忙期と冬場の閑散期の大幅な需要変動によって生じる物流波動の緩和が求められていた。

両社の思惑が一致し、ラウンドマッチング輸送に踏み切った。両社は単独輸送時と比較して、CO2排出量を年間約5t削減できると見込む。

併せて、空車となっていた復路区間にサッポロビールの荷物を積載することで、空車走行距離を年間約7600km削減、実車率向上に寄与すると想定している。

従来、ロッテの菓子とサッポロビールの酒類は採用するパレット規格の違いから、同一車両でのラウンド輸送は困難だった。ロッテの菓子輸送で長年の取引実績と知見を持つ曙運輸(埼玉県越谷市)からの技術支援と専用資材の提供を得て、サッポログループ物流の車両で輸送できるようになった。

両社は今後、実施期間を延ばすなど協力体制を強化することを想定している。



■概要
【実施期間】
冬季限定
・2026年1~3月
・2026年11月〜2027年3月予定

【輸送ルート】
・往路:〈埼玉県〉ロッテ狭山工場     →〈宮城県〉東北営業倉庫
・復路:〈宮城県〉サッポロビール仙台工場 →〈千葉県〉サッポロビール千葉工場

【輸送商品】
・往路:チョコパイやコアラのマーチなどのお菓子
・復路:濃いめのレモンサワーや男梅サワーなどのRTD(栓を開けてそのまま飲めるアルコール飲料)


ラウンドマッチング輸送イメージ

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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