再エネ由来電力の増加踏まえ、大分に蓄電所建設へ
上組は2月27日、発電所から企業や家庭などに電力を届ける送配電網(電力系統)に直接つながる大規模な蓄電池システムを運営する「系統用蓄電池事業」に参入すると発表した。
新会社を設立し、経済産業省の令和7年度(2025年度)「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の採択を得て、同社の大分支店鶴崎出張所(大分市)内に「上組日吉原蓄電所(仮称)」を建設する。商業運転の開始は2029年3月を見込む。
系統用蓄電池は太陽光や風力など発電量が変動しやすい再生可能エネルギー由来の電力を貯め、必要な時に放電することで電力供給を安定化させるのが狙い。電力市場で放電する電力を取引することで収益を生むことも期待できる。
九州地区は再エネの適地が多く、特に太陽光発電の導入が他地域に比べて進んでおり、出力抑制の影響を大きく受けていることから系統用蓄電所の需要が多く、高い事業性が見込まれると判断。
系統用蓄電所を設置することで電力需給の安定を促進し、脱炭素社会の実現にも大きく貢献できると見込む。
名称:上組日吉原蓄電所(仮称)
所在地:大分県大分市日吉原1-10
能力:出力20,000kW、容量80,000kWh
着工:2026年6月(予定)
商業運転開始:2029年3月(予定)

蓄電所の竣工イメージ(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)











