日本財団プロジェクトの一環
日本財団は3月9日、北海道の釧路港と茨城県の日立港を結ぶ定期内航RORO船「第二ほくれん丸」(運航は川崎近海汽船)が、日本海事協会による自動運航船に関する認証を1月27日付で取得したと発表した。
自動運航船として国土交通省の船舶検査にも2月9日付で合格した。日本財団によれば、RORO船としてそれぞれの船舶検査に合格した事例は日本で初めてという。
「第二ほくれん丸」は営業航行中にも「レベル4」自動運転(特定のエリアや条件下で完全自動運航が可能な技術段階)に相当する自動運航機能を使うことが可能になった。
日本財団は船員不足への対応や事故減少などを目指し、2020年2月に無人運航船の実現と人・物資の安定的な輸送を目指すプロジェクト「MEGURI2040」を開始した。「第二ほくれん丸」はプロジェクトに参画する実証船4隻のうちの1隻。


22年1~3月にプロジェクトの第1ステージの一環として実施した実証運航は、船舶交通量の多い「輻輳(ふくそう)海域」として選んだ東京湾の運航や、長距離(北海道苫小牧港~茨城県大洗港の約750km)・長時間(18時間以上)の無人運航に成功した。
第1ステージの知見を活用して進行中の第2ステージでは、より環境負荷が小さい輸送手段へ転換するモーダルシフトを担う一翼として、旅客船やコンテナ船といった様々な船舶を商用運航させ、社会実装することを目標にしている。
4隻のうち、昨年12月には一般乗客を運ぶ旅客船「おりんぴあどりーむせと」、今年1月には新造定期内航コンテナ船「げんぶ」がそれぞれ商用運航を先行して開始している。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用












