>

シノプスとサトーのAI値引き判断ソリューション、広島でスーパー運営の藤三が全26店舗に導入

シノプスとサトーのAI値引き判断ソリューション、広島でスーパー運営の藤三が全26店舗に導入

額決定からシール発行まで一括で実施、業務標準化可能に

シノプスとサトーの両社は3月13日、共同で提供する「AI値引きソリューション」に関し、広島を地盤とする藤三(広島県呉市)が運営しているスーパーマーケット全26店舗に導入したと発表した。

これまで経験者に依存していた総菜の値引き業務を、AIによる値引き判断と値引きシールの発行までを一括で行えるようにして店舗の業務標準化を支援。食品ロス削減と収益改善につながっているという。



藤三は総菜部門で品切れ防止と廃棄削減の両立を重視。その一方で、値引き業務は顧客の来店状況や時間帯、天候、商品の売れ行きなどを踏まえた判断が求められ、店長・副店長といった熟練者の経験と判断が必要のため経験の浅い担当者に任せにくく、店舗の管理者が値引き作業に拘束される属人化が課題となっていた。

ソリューションはシノプスの適切なタイミングで適切な値引き率をAIで算出するサービス「sinops-CLOUD AI値引」と、サトーの次世代IoT搭載ラベルプリンター「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX」を組み合わせて提供。

売場の商品をスキャンすることで、販売実績、販売価格、在庫、客数予測、天候などさまざまなデータを基に、最適なタイミングと値引率を予測し、その結果は「値引アラート」として、フレキューブの画面に表示。その結果を反映した値引きシールを発行する。

値引き額の判断から、商品に貼り付けする値引きシール発行までを一連の業務として完結できるため、担当者の経験値に左右されず、誰でも同じ水準で値引き対応できるようになった。

まず3店舗で実施した実証実験では、総菜商品の売れ残りによる廃棄率が改善し、収益にもプラスの影響があると評価。全26店舗への導入に踏み切った。

藤三はAI値引きソリューションを水産部門や生産部門など、他部門にも広げ、生産性の向上と利益率の改善を継続していきたい考え。



(藤原秀行)※いずれも両社提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事