適正流通のプラットフォーム構築へ業務提携
メディパルホールディングス(HD)と三菱倉庫は8月20日、医薬品流通に関する新たなプラットフォームの構築に向け業務提携したと発表した。
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メディパルHDが三菱倉庫子会社で医薬品を専門に運送を手掛けるDPネットワークに出資。協業体制を構築する。出資の具体額は開示していない。
医薬品の適正流通ガイドライン(GDP)が2018年12月に施行されるなど、厳格な温度管理や明確な流通経路確保が求められる医薬品の物流ニーズが引き続き見込まれるため、メディパルHDと三菱倉庫がタッグを組んで対応を強化する。
両社は「市場出荷後から最終需要者までの全ての過程における全体最適な医薬品流通体制の構築を目指し、両社で検討を進めていく」と説明。DPネットワークが展開しているGDP準拠の医薬品保冷配送サービス「DP-Cool」も積極的に活用する。
(藤原秀行)